【看護師向け】副業がバレる理由と、バレないための5つのセルフチェック

こんにちは、はなです。

「副業やってみたいけど、病院にバレたらどうしよう…」
夜勤明けのぼさぼさ頭で帰りながら、そんな不安が頭をよぎったこと、ありませんか?

  • 「副業=禁止って聞いたし、もし見つかったら処分?」
  • 「でもお小遣いほしいし、生活に余裕が欲しい…」

副業を考えるとワクワクするのに、同時に「バレたらどうしよう」って不安になるの、すごくわかります。


目次

看護師の副業にはどんな種類がある?

看護師の副業は思った以上に幅広いんです。
病院によっては、病院から直接アルバイトを募集されることもあります。たとえば「イベント救護支援」や「看護学校での授業講義」など。私自身も一度、疾患別看護の講義を担当したことがありました。

それとは別に、個人で取り組まれている副業には次のような種類があります。

  • 水商売(ラウンジ・スナックなど)
     わたしの周りやウワサでも一番多いパターン。
     現金支給が多いため副業感が出にくいものの、人づてに広まるのが怖いという声をよく聞きます。
  • 採血バイト・健診アルバイト
     短期や単発で入りやすく、スキルをそのまま活かせる王道の副業。
     朝だけ・半日だけの案件もあり、子育て中や本業が多忙な人にも人気。
  • 治験モニター
     勤務の合間や休日にできて、体力的にも負担が少ない。
     「こっそりやっている人が一定数いる」というのがリアルな印象。
  • 派遣ナース・スポットバイト(イベント救護・ワクチン接種など)
     本業とは別の医療現場で働くスタイル。日給が高めで、短期間で稼ぎたい人に好まれやすい。
  • 夜勤専従アルバイト
     常勤以外に夜勤を掛け持ちする人もいます。
     収入は一気に増えるけれど、体力的な負担とバレやすさのリスクもある。
  • 家庭教師・塾講師(看護学生向け指導)
     国家試験対策や基礎科目の指導など、医療知識を活かせる副業。
     「顔バレはするけど病院には伝わらない」ため比較的安全。
  • 在宅ワーク(ライティング・Web制作・データ入力など)
     勤務先の人に会う心配がないので、バレにくさでいえば最強クラス。
     副業初心者でも取り組みやすく、コツコツ続けている人も多い。
  • 物販(メルカリ・ネットショップなど)
     スキマ時間にできて顔出し不要。
     ただし規模が大きくなると税金まわりでの注意が必要になります。

私のまわりや知人づてでよく聞くのは、やはり水商売を隠れてやるケースが一番多いということ。
収入面では確かに魅力がある反面、「知り合いに会う」「うっかり話が広まる」といったリスクがつきまといます。

特に、お酒が好きだったり、人と話すのが好きな看護師さんは「意外と自分に合っている」と感じて続けている人もいるようです。
接客スキルを活かせる場ではある一方で、やはり“勤務先バレ”への不安は常につきまとうので、この辺りを意識して自分に合った副業を選ぶことが大切ですね。

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看護師の副業がバレる主な理由と対策

1) 住民税で副業がバレる仕組みと対策

副業がバレる原因のひとつが「住民税」です。
住民税は前年の収入の合計で金額が決まり、通常は勤務先がまとめて“特別徴収(お給料から天引き)”します。

本業だけなら毎年だいたい同じ額ですが、副業をすると収入が増えるので住民税もアップします。
すると経理や事務担当者が「去年より住民税が高いな…」と気づきやすいんです。


看護師の副業で注意すべき「給与所得」と「雑所得」の違い

ここでややこしいのが、「給与所得」と「給与以外の所得(雑所得)」の違いです。

  • 採血バイト・夜勤掛け持ち・飲食やコンビニなどのアルバイト
     → 雇用契約を結び、時給や日給で給与明細が出る仕事はすべて「給与所得」。各勤務先が自動で特別徴収するため、本人が方法を選ぶことはできません。
  • 物販や在宅ワーク(ライティング・Web制作などクラウドソーシングで行う)
     → 雇用契約ではなく、「業務委託」「請負」で報酬を受け取る形は「事業所得」や「雑所得」に分類されます。

     例:
      ・クラウドワークスやランサーズで案件を受ける
      ・個人で請求書を発行して報酬を受け取る
      ・フリマアプリやネットショップで物販収益を得る
      ・現金払いで受け取る業務委託報酬

    → これらは確定申告時に「普通徴収(自分で納付)」を選択できます。ここで忘れずチェックを入れれば、本業の病院に住民税が通知されにくくなります。

ただし!この選択を忘れると、副業の収入が本業の収入に合算され、病院側の天引き額が増えて「何か副業してる?」と気づかれるきっかけになるのです。

普通徴収でバレにくくする方法(20万円ルールも解説)

ここでよく出てくるのが「20万円ルール」。
「年間20万円以下の副業収入なら確定申告しなくていいんでしょ?」と考える人も多いですが、これは所得税(国税)の話です。

  • 20万円を超える収入所得税の確定申告が必要
     この確定申告をすれば、そのデータが市区町村にも送られるので、住民税の申告は不要
  • 20万円以下の収入 → 所得税は確定申告不要。
     でも市区町村には収入情報が届かないから、住民税申告だけは必要

ここを勘違いして「20万円以下だから完全に何もしなくていい」と思うと、未申告扱いになる可能性があります。すぐに大きなペナルティが課されることは少ないですが、あとから追加で納付を求められることもあるので注意しましょう。


確定申告後の普通徴収(自分で納付)の流れ【住民税対策】

副業が「事業所得・雑所得」にあたる場合、確定申告で住民税は普通徴収(自分で納付)を選ぶことができます。
この場合は次の流れになります。

  1. 確定申告(毎年2月16日~3月15日ごろ)の際に「住民税に関する事項」で普通徴収を選択。
  2. 翌年6月ごろ、自宅に市区町村から納付書が届く。
  3. コンビニ・銀行・ネットバンキングで自分で納付(年4回分割や一括払いが選べる)。
     この納付分は原則として勤務先には通知されないため、税金経由で職場にバレる可能性は下がります。

ただし注意点があります。
確定申告で「普通徴収(自分で納付)」を選んでも、自治体の処理ルールや手続きの不備によっては、自動的に本業分と合算され「特別徴収」として勤務先に通知されるケースがあります。

さらに、副業が赤字の場合は「普通徴収」を選べません(本業分に自動的に合算されます)。
つまり「普通徴収にしたから100%バレない」とは言い切れないのです。

一番安心なのは、申告前に住んでいる市区町村の税務課へ
「副業分を普通徴収にしたいのですが、自宅に納付書が届きますか?」
と確認して、その回答をメールやメモで残しておくこと。こうしておけば、後々のトラブルを防ぎやすくなります。


2)SNS投稿から看護師の副業がバレる理由

SNSは匿名で使っているつもりでも、意外と特定されやすいのが落とし穴。制服の写真、背景の建物、名札、勤務先近辺の風景――こうした情報から勤務先を推測されるのはよくある話です。
さらに「副業してる」「夜勤で疲れた」などの軽い投稿も、友人から知人、そこから職場へとあっという間に広まることがあります。実際に、ある看護師が職場の愚痴をSNSに書いたところ、検索した人にスクショされて拡散し、本人にまで伝わった例もあります。「探す人は意外と多い」という点を甘く見ないのが重要です。

SNSで副業がバレないためのチェックポイント

  • 写真の背景や制服、名札などで勤務先が分かる要素は写さない。
  • 投稿は「見られる前提」で考える。愚痴・副業の詳細は書かない。
  • 鍵アカでもスクショや拡散は防げないと心得る。
  • 医療現場に関する内容(患者情報や業務の詳細)は絶対NG。
  • 副業の宣伝は、勤務先と結びつかない形で行う(アカウントを分けても、検索される可能性はある)。

3) 同僚や友人に話してしまい副業が広まるケース

実は副業が広まる一番の原因は「人の口」。同僚に「実は副業やってるんだ」と何気なく話したら、いつの間にか職場中に知れ渡る…というケースは珍しくありません。飲み会やちょっとした休憩時間の雑談が引き金になることも。信頼して話した相手から漏れる場合もあるので、口頭のリスクは想像以上に高いです。

副業の話を職場でうっかり話さない工夫

  • 職場で副業の話はしない。どうしても話すなら、家族などごく限られた相手だけ。
  • 飲み会や疲れているときの雑談は危険。気が緩む場面こそ要注意。
  • 副業用のメール・SNS・口座は本業と完全に分ける。
  • 同僚や患者に会う可能性の高い副業(夜職など)は、客層や勤務地が重ならない場所を選ぶ。

4)シフト・勤務態度の変化で看護師の副業がバレる

副業で疲れて夜勤中にウトウト…そんな姿は一発で「何かやってる?」と疑われます。看護師は観察力が鋭く、ちょっとした変化も見逃さないため、勤務態度の乱れはすぐに周囲に伝わりやすいです。厚労省のガイドラインでも「本業に支障をきたす副業は禁止」とされており、遅刻やミスの増加は職場での信用低下に直結します。

本業に支障を出さないためのシフト管理術

  • 夜勤明けに体力を削る副業は入れない。
  • シフトの間に休息日を確保し、連勤は避ける。
  • 「副業はあくまで本業を支えるもの」と割り切り、無理な働き方をしない。
  • 疲労が表情や態度に出やすい看護師だからこそ、生活リズム管理=リスク管理です。

5) 現場で見られて副業がバレる(遭遇リスク)

看護師は地域密着型の職場も多く、患者や同僚と生活圏が重なりやすい職業です。スナックや飲食のバイト先で患者家族と鉢合わせしたり、イベント救護で別部署の同僚に見られたり…と、思わぬ遭遇で副業が発覚するケースは少なくありません。

遭遇リスクを下げるための副業先の選び方

  • 副業先は勤務先から離れたエリアを選ぶ。
  • 夜職をするなら客層がかぶらない店を選ぶ。
  • 名札や病院の備品を持ち込まない。
  • 自分の生活圏と副業エリアを切り分ける意識を持つ。

すぐ使える!看護師の副業バレ防止セルフチェック【保存版】

副業がバレる原因は、住民税・SNS・会話・シフト・遭遇リスクなど、意外と身近なところにあります。
下のチェックリストを使って、自分が大丈夫かセルフチェックしてみましょう。

①住民税対策チェックリスト|副業バレの最大リスクを防ぐ

  • 自分の副業が「給与所得(アルバイトなど)」ではなく、“普通徴収できるタイプ(雑所得・事業所得)”であることを確認済み
  • 確定申告で「住民税は普通徴収」にチェックを入れた
  • 普通徴収にしたけど不安な場合は、市区町村の税務課に確認し、その回答をメモやメールで残している
  • 赤字申告の場合は普通徴収が選べないことを理解している

SNS発信チェックリスト|投稿から職場が特定されないために

  • 制服・名札・院内の写真を投稿していない
  • プロフィールや背景に勤務先が推測される要素がない
  • 投稿は「誰かに見られる前提」でしている
  • 鍵アカでもスクショ拡散のリスクを意識している

➂人間関係・会話チェックリスト|同僚や友人にバレない工夫

  • 同僚や友人に軽い気持ちで『副業してる』と話していない
  • 飲み会や休憩中に副業の話をしていない
  • 副業用のSNS・口座を本業と分けている

シフト・体調管理チェックリスト|勤務態度から疑われないために

  • 夜勤明けに無理な副業を入れていない
  • 休息日をしっかり確保している
  • 体調や勤務態度の乱れが周囲に出ていない

遭遇リスクチェックリスト|現場で見られて副業がバレないために

  • 副業先は勤務先から離れたエリアを選んでいる
  • 客層や地域が本業と重ならない副業を選んでいる
  • 名札や病院備品を副業先に持ち込んでいない

わたしの体験談|実際に見た「副業バレ」のリアルと安心な働き方

実際に、かなり昔の職場で水商売を週2でやっていた看護師がいました。

副業禁止の病院だったので、当然ながら公にはできない状況。お店は職場から少し離れたエリアにあって、給料も現金支給だったため、税金経由ではバレていなかったようです。本人も「現金だから大丈夫」と安心していたみたいでした。

でも、現場で働く看護師って本当に観察力が鋭いんですよね。
その人は夜勤明けの翌日に副業に入っていたせいか、いつも寝不足そうで顔色も悪く、集中力も続かない様子。

ミスまではいかなくても「なんか様子がおかしいね」「最近疲れてるよね」と周りに気づかれていました。直接「副業やってるでしょ」と言われたわけではないけれど、同僚の間ではうすうす噂になっていました。

さらに、これはたまに聞く話なんですが――旦那さんが付き合いで行ったお店に、偶然「実は看護師だけど、病院に内緒で水商売してます」という女の子が働いていた、なんてケースも何回か聞いたことがあります。

本人は「職場から離れてるから大丈夫」と思っていても、世間は狭いもの。誰がどこでつながっているか分からないので、こうした副業は特にリスクが高いんですよね。

このエピソードから分かるのは、税金や書類上でバレなくても、態度や体調、そして思わぬ人間関係のつながりで副業は簡単に露見するということ。
だからこそ「絶対に隠し通せる」とは思わず、やるなら 本業に支障を出さない副業 を選ぶことが大切です。

そして、より安心して働くためには、病院の就業規則をしっかり確認し、副業が可能な場合は素直に申告してから始めるのがおすすめ。


まとめと行動提案|今日からできる“副業バレ防止”の第一歩

・看護師の副業がバレる原因は「住民税・SNS・口がすべる・勤務態度・知り合いと遭遇」

・バレないためには副業バレ防止セルフチェックが必須

今日できること

まずは 病院の就業規則を確認してみましょう。
小さな一歩でも、安心して副業を続けるための準備が始まります。

読んでくださってありがとうございました。
今日もあなたの1日がいい日になりますように!


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